倒産に関する専門用語集

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専門用語集

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  1. 法定管轄

    法定管轄とは…

    法律で定められた裁判所の管轄のことです。

    裁判の適性や迅速性を考慮し、公益性に基づいて決められています。

     

    法定管轄について知っておきたいこと

    損害賠償請求の法定管轄は、請求額に基づいて決まります。

    • 損害賠償請求額が140万円以下の場合、簡易裁判所の管轄となります。
    • 損害賠償請求額が140万円以上の場合、地方裁判所の管轄となります。

    YTOからのアドバイス

    破産申立前に債権者から未払残金請求訴訟を提起されることがあります。

    • 未払残金が140万円以下の場合、簡易裁判所に提訴されます。
    • 未払残金が140万円以上の場合、地方裁判所に提訴されます。

    破産申立前に提訴された訴訟は、破産管財人がそれぞれの管轄裁判所で対応します。

    訴訟は破産管財人が引き継ぐことになるため、各管轄裁判所での対応がスムーズに行えるよう、事前準備をしておくことが大切です。

  • 裁判管轄

    裁判管轄とは…

    各裁判所間で事件をどのように分担するかを定めた規則のことです。

    具体的には、どの裁判所に訴状などの書類を提出すべきかを示しています。

     

    裁判管轄について知っておきたいこと

    裁判管轄は全国を8つの区域に分けて定められています。

    その区域は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡です。

    各区域に属する事件は、それぞれの区域の管轄裁判所で処理されます。

     

    YTOからのアドバイス

    破産申立をする際、裁判所(裁判管轄区域)は自由に選べません。

    申立先は法人の本店所在地にある管轄裁判所になります。

    例えば、東京地裁では少額管財事件の取扱いがありますが、東京地裁の管轄区域外の破産者が「東京地裁で破産申立をしたい」と希望しても申立はできません。

    申立先は必ず管轄に従う必要があります。

  • 債務

    債務とは…

    • 他者に対して一定の行為等の義務を負うことです。
    • 例えば金銭の支払義務、物品の提供義務、労力の提供義務などです。

     

    債務について知っておきたいこと

    • 債務の義務を負う人間を「債務者」と言います。
    • 債務は法的な履行義務です。

     

    YTOからのアドバイス

    • 債務は破産者が履行しなければいけない義務です。
    • 破産申立の際、債務状況債権者リストとして裁判所に報告する必要があります。
    • 債務状況に未報告(漏れ)がある場合、破産管財人に「債務状況の再調査」を命じられる可能性があります。
    • 破産管財人に調査を命じられると、破産手続きが順調に進まなくなります。
    • 注意が必要です。
  • 債権

    債権とは…

    • 特定の人物に、特定の行為や給付を請求できる権利のことです。
    • 例えば金銭の支払を求めたり、物品を受取ったり、労力の提供を求めたりできます。

     

    債権について知っておきたいこと

    • 債権を持つ権利者のことを「債権者」と言います。
    • 債権者には以下の権利があります。
    1. 金銭の請求
    2. 物品の請求
    3. 労力の請求
    • 債権者は上記の権利の法的な行使が認められます。

     

    YTOからのアドバイス

    • 債権は破産申立時に以下を資産目録で報告することになります。
    1. 法人の債権
    2. 個人の債権
    • 破産管財人が破産者の有する債権を破産申立時に取り立て、配当することになります。
  • 株券

    株券とは…

    • 株主権を表彰する有価証券のことです。

     

    株券について知っておきたいこと

    • 株券は『一定の事項を記載し、発行会社の代表取締役が署名・記名押印する』と会社法で定められています。
    • 上記の会社法の記載事項が一部欠けていたとしても効用を有する限り、印紙税法上は株券として取り扱われます。

     

    YTOからのアドバイス

    • 自社株を株券として発行している場合も有価証券として取り扱われます。
    • 破産申立をする場合、発行済の株券出資者情報として報告する必要があります。
    • ⇒出資者ごとに債権者リストで報告する必要があります。
    • 会社の倒産が予見できる状況で株券を発行して出資を受けた場合、詐欺に当たる可能性があります。
    • 注意が必要です。
  • 出資金

    出資金とは…

    • 会社などの組織が事業などを行う上で必要な資金を調達する方法の1つです。
    • 企業理念などに賛同する人が会社の成長を見込んで提供するするお金のことです。

     

    出資金について知っておきたいこと

    • 出資金資産になります。
    • 出資金は破産管財人の調査によって回収が可能となる財産に当たります。
    • 破産申立時に出資金法人資産個人資産に分類し、資産目録に計上して報告する必要があります。

     

    YTOからのアドバイス

    • 破産申立時に報告する必要がある主な出資金は以下の通りです。
    1. 株式会社が発行する株券
    2. 信用金庫が発行する出資証券
    3. 信用組合が発行する出資証券
    4. ETC事業者が発行する出資証券
    • 上記の出資金は破産管財人が必ず調査をします。
    • 出資証券を準備した上で資産目録に計上して報告する必要があります。
  • 退職金請求権

    退職金請求権とは…

    • 労働者が退職金を受け取る権利のことです。
    • 会社が倒産しても退職金を受け取る権利は認められます。
    • 未払賃金立替払制度の対象者である場合は退職金を国に立て替えてもらえる可能性があります。

     

    退職金請求権について知っておきたいこと

    • 会社が倒産した時に退職金請求権にもとづいて未払賃金立替払制度を利用する場合、就業規則や退職金規定などで退職金に関する取り決めが文書化されている必要があります。

     

    YTOからのアドバイス

    • 退職金請求権にもとづいて未払賃金立替払制度を利用する場合、以下の条件も確認する必要があります。
    1. 勤務先が1年以上事業活動を行っていた
    2. 勤務先が法律上または事実上倒産している
    3. 倒産した会社(勤務先)をすでに退職している
    • 上記を確認できない場合、退職金請求権にもとづいた未払賃金立替払制度による一部の退職金の請求ができなくなります。
  • 賃金台帳

    賃金台帳とは…

    • 労働基準法等を根拠として事業場に備えておかなければならない法廷帳簿のひとつです。
    • 労働者の賃金額や計算基礎となる事項を記載した書類です。

     

    賃金台帳について知っておきたいこと

    • 労働基準法第108条で「使用者は事業場ごとに賃金台帳を調整し、賃金計算の基礎となる事項・賃金の額・その他厚生労働省で定める事項を賃金支払の都度遅滞なく記入しなければならない」と定められています。
    • 使用者は賃金台帳の準備が義務づけられます。

     

    YTOからのアドバイス

    • 破産申立時に給料の未払いがある場合、破産管財人は状況を確認するために賃金台帳の提示を求めます。
    • 破産申立時に給料の未払いがある場合、賃金台帳を準備しておく必要があります。
    • この時に「賃金台帳を準備していない」は上記の法令により通用しません。
    • 注意が必要です。
  • 資産譲渡

    資産譲渡とは…

    • 将来収益をもたらすと期待される資産を、その同一性を保持しつつ有償または無償で他人に譲渡することです。

     

    資産譲渡について知っておきたいこと

    • 資産譲渡の主な対象は動産不動産です。
    • 動産とは車・物品等です。
    • 不動産とは土地・建物等です。
    • そのほかにも現金有価証券等も資産譲渡の対象となります。

     

    YTOからのアドバイス

    • 破産申立時の資産譲渡は破産管財人による調査対象となります。
    • 一般的に直近2年前までの資産譲渡が調査対象となります。
    • 調査対象となる代表的な資産譲渡は以下の通りです。
    1. 現金・有価証券の譲渡
    2. 土地・建物の譲渡
    3. 車・物品の譲渡
    • 不適切な資産譲渡と判断された場合、破産管財人から返還等を命じられる可能性があります。
    • 注意が必要です。
  • 現金出納帳

    現金出納帳とは…

    • 会計帳簿のひとつで、現金の入金と支出の明細を管理記録する帳簿のことです。
    • 現金出納帳は別名「金銭出納帳」とも言います。
    • 現金出納帳は補助簿における補助記入帳のひとつで、非常に重要な帳簿です。
    • 現金出納帳は単式簿記です。

     

    現金出納帳について知っておきたいこと

    • 現金出納帳は以下を記録する帳簿です。
    1. 預金口座からの振替記録
    2. 預金口座への振替記録
    3. 現金入金
    4. 現金支出
    • 現金出納帳は決算書作成時の勘定科目内訳明細のもととなる管理記録の帳簿です。
    • 決算と相関関係がなければいけない重要な帳簿です。

     

    YTOからのアドバイス

    • 破産申立時には現金出納帳を必ず提出する必要があります。
    • 一般的には当期分の現金出納帳の提示が必要です。
    • 破産管財人は現金出納帳を必ず確認します。
    • 破産管財人は現金出納帳により不適切な現金振替の有無を必ず確認します。
    • 破産管財人は現金出納帳により不適切な現金使途の有無を必ず確認します。
    • 破産申立時には現金出納帳の提示が義務付けられるため、事前に当期分の現金出納帳を準備をしておく必要があります。
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