流動資産とは
流動資産とは、会社が1年以内に現金にできる資産のことです。
また、1年以内に費用として使う予定のお金や物も含みます。
倒産や破産を考えるとき、この区分はとても重要です。
流動資産について知っておきたいこと
流動資産には、次のようなものがあります。
- 現金や普通預金・当座預金
- 取引先から受け取る予定の受取手形
- 請求済みで、まだ入金前の売掛金
- 商品や原材料などの在庫
これらは、すべて1年以内に現金化できると考えられる項目です。
決算書では、貸借対照表の流動資産の欄にまとめて表示されます。
YTOからのアドバイス
決算書で、流動資産の割合が高くなりやすい業種があります。
- 不動産業
- 建設業
- 建築業
- サービス業
これらの業種で破産を申し立てると、破産管財人が流動資産を詳しく確認します。
決算書の数字と、実際の現金や在庫を突き合わせてチェックします。
流動資産の計上が不適切だと判断されると、厳しい調査を受けることがあります。
日ごろから、決算書の流動資産の内容を正しく整理しておくことが大切です。
不安や疑問があるときは、早めに専門家に相談しましょう。






